五島うどんとは

日本三大うどんと呼ばれており、8世紀ごろ、長崎県の五島列島に立ち寄った遣唐使が、中国のめんの製法を伝えたことが始まりといわれています。

めんは丸く細くコシが強く、滑らかで喉ごしが良い触感で、めん自体が持つ豊かな風味と椿油が調和してシンプルながら奥深い味わいが五島うどんの特長です。

五島特産のつばき油を練り込み塗布しながら手延べする独特の伝統手延べ製法で作っています。

五島うどんの秘密

細麺なのに強いコシ

五島うどんは麺を延ばすことでコシの強いうどんが作れることから「手延べ式」で製造されております。
「より」をかけ上下両方向に伸ばすことで小麦粉のグルテン構造が強化され、強いコシを生み出しますし、手延べ式のほうが乾麺作りには適しています。
五島うどんは基本的に乾麺です。それはもちろん保存に適していることと五島は古くから漁業で栄えた漁民の島で、漁師さんたちが船上で茹でて食べるにも、船上に持ち込むには日持ちのする乾麺が適しています。

つばき油で風味とのどごし

実はこの五島列島、良質なつばき油の生産でとても有名です。
つばき油は髪結いや化粧品としても使われるほどに質の高い油で、食用としてはまさに最高級品。その油を原料とすることにより、風味の付与だけでなく、細麺の長所であるのどごしを強化し、一方で細麺の短所である伸びやすい点を補ったのが、この最強クラスのうどん「五島うどん」です。
熱々の地獄炊き方式(いわゆる釜揚げ)でもまったく伸びないその麺のコシは、恐らく全ての体験者が衝撃を受けることでしょう。

アゴ出汁が決め手

五島うどんは他と違い、「焼きアゴ」という、アゴ(トビウオ)を炭火で焼いて干したものからとれるダシのつゆ「アゴダシ」で、古くから食べられているうどんなんです。
見た目はきれいな「こがね色」。カツオダシと比べるとやや薄めの印象ですが、しつこくなくて、最初口に入れたときにはあっさりしているのに、深い旨みがぐっと残る味わい。
魚の持つ旨みにその色同様、上品な美味しさが口の中でさらっと広がります。

五島郷土料理 地獄炊き

地獄炊き

たっぷりのお湯でゆで上げたあつあつのうどんをしょうゆやあご(トビウオ)だしのたれで食べる「地獄炊き」が、地元では、定番です。

名前の由来

初めて食べた旅人が「しごくおいしい」とほめたのが、地獄おいしいと聞き間違えたのが、この言葉の由来であるとユニークな説もあります。

お召し上がり方

つけだれが2種類ございます。特製のあごだしスープにはネギと生姜を生卵にはカツオ節と醤油を入れてそれぞれに麺をつけてお召し上がり下さい。

お品書き(※表示価格はすべて税抜き価格です)

地獄炊きうどん

スペシャルきずなうどん

冷やしぶっかけうどん

五島うどん きずな(ゆめタウン大川店)

福岡県大川市大字上巻字野口430-1 ゆめタウン大川 内

・営業時間/11:00~21:00
・電話/0944-85-8970
・駐車場/ゆめタウン大川