第一印象は、笑顔が可愛らしい恥ずかしがりな女性。しかし業務の話になると様子は一変する。抑揚を抑え自分の信念がこもった言葉は、現場の責任を負う重さが感じられる。座学ではなく実践力。彼女の言葉を聞いてみた。
なぜ管理栄養士に?
もともと調理が好きで高校では調理師を目指していました。調理を学ぶ中で、さらに実践力のある資格である管理栄養士を目指すようになったんです。栄養バランスが良く美味しい料理を調理できる、実践力を身につけたかったんですね。
業務で大事にしていることは何ですか?
管理栄養士は現場の責任者です。起きてはいけないのですが、調理の現場では、ちょっとしたミスが大きな問題を引き起こす場合があります。その時に備え日頃から人間関係を円滑にし、厨房内のスタッフと相談・カバーできる関係を築いています。
どんな時にやりがいを感じますか?
主に施設の利用者の献立作成・調理を任されているのですが、利用者様に美味しいと言っていただいた時ですね。食材の高騰などもありますので、限られた条件の中で、栄養と美味しさの質を落とさないようコツコツ頑張っています。
職場の雰囲気はどうですか?
女性が活躍できる場所ですね。スタッフの仲が良く、助け合えるので希望の休みも取りやすいです。また育児休暇制度や産休制度が充実しているので、結婚後も安心です。調理師や、栄養士の資格も手当がついてちゃんと評価してもらえるのが嬉しいですね。
管理栄養士を目指す人にアドバイス
調理や栄養の知識も必要ですが、管理栄養士の現場では、トラブルも起こります。その際に、落ち着いて常に冷静に対応できるよう精神を鍛えることを意識して欲しいですね。私もまだまだなんですが・・・。この文章を読んでくれた方と一緒に働ける日を楽しみにしています。